ペット初心者でも安心して自宅で飼育が可能な人気のペットTOP3

コロナ禍以降に拡大した日本でのペットブーム

日本のペットブームは、新型コロナウイルス禍で高まった「癒やし」への需要を背景に拡大しました。しかし近年は、販売額の伸びが頭打ちになり、新規飼育数は一部で減少傾向も見られます。

ブームの背景には、テレワークの普及やライフスタイルの多様化、SNSによる情報発信の増加などがあり、ペットを「家族の一員」として捉える意識が広がっています。
一方で、ブームの裏側で、飼育困難になったペットの放棄といった課題も存在します。

コロナ前から犬と猫は日本の家庭で最も馴染みのあるペットですが、日本の家庭では様々な種類のペットが飼育されています。

これからペットを飼いたいというペット初心者にもおすすめのペットTOP3を紹介したいと思います。

 

第1位:ハムスター(ゴールデン、ジャンガリアンなど)

なぜ人気なのか(人気の理由を細かく)

  1. 最小限のスペースで飼育可能: ハムスターケージ一つあれば完結するため、賃貸住宅や狭い部屋でも飼いやすく、現代のライフスタイルに合致しています。
  2. 飼育コストが低い: 本体価格が比較的安く、餌代や床材代といった月々のランニングコストも非常に安価です。
  3. 手間がかからない: 毎日のお世話(餌やり、水替え)は短時間で済み、散歩も不要なため、日中忙しい方や一人暮らしの方でも飼育しやすいです。
  4. 愛嬌ある仕草: 頬袋に餌を詰め込む「ハムハム」という仕草や、回し車で一生懸命走る姿が非常にコミカルで愛らしいと人気です。

飼育費用の目安

ハムスターを飼育するにはどれくらいの費用がかかるのでしょうか。

  • 初期費用 (本体・ケージ・回し車・給水器など): 5,000円〜15,000円程度
  • 月々の費用 (餌代・床材代など): 1,000円〜2,000円程度

あとは病気をした時に病院に連れて行かないといけないので、治療費用がかかることも念頭におきましょう。特に犬や猫と違って動物病院でもエキゾチックアニマルを診療してくれる病院でないとだめなので、ご自宅の周辺で診療してくれる病院を事前に調べておくことが大切です。

飼育上の主な注意点

ハムスターは初心者でも飼いやすいペットですが、注意しないといけない点はあります。

  • 温度・湿度管理: 暑さにも寒さにも弱く、特に夏場の30°C以上は命に関わります。エアコンなどによる適切な温度管理(理想は20〜25°C)が必要です。
  • 夜行性: 活動のピークは夜間です。昼間は寝ていることが多いため、昼間に無理に起こすとストレスになります。
  • ストレス: 非常に臆病なため、大きな音や振動、過度な触れ合いはストレスになります。静かな環境で飼育しましょう。

第2位:小型の鳥類(セキセイインコ、文鳥など)

人気の理由

セキセイインコや文鳥などの小型の鳥も昔から人気のペットです。人気の理由としては主に下記のようなものがあげられます。

  1. 高度なコミュニケーション: セキセイインコは言葉を覚えたり、文鳥は飼い主の手や肩が大好きで、犬猫に匹敵する「懐き」を感じられる点が最大の魅力です。
  2. 省スペース飼育: 飼育自体は鳥かごの中で行えるため、室内で大きな場所を取りません。
  3. 視覚的な癒やし: 鮮やかで美しい羽の色(特にセキセイインコ)や、水浴びをする様子など、見ていて飽きません。
  4. 鳴き声はあっても騒音になりにくい: 犬のような「吠え」ではないため、隣人トラブルになりにくい傾向があります(ただし、早朝や日中のさえずりはあります)。

飼育費用の目安

文鳥やセキセイインコを飼育するにはどれくらいの費用がかかるのでしょうか。

  • 初期費用 (本体・鳥かご・餌入れ・止まり木など): 10,000円〜30,000円程度
  • 月々の費用 (餌代・おやつ代など): 500円〜1,500円程度

小鳥もハムスターと同じで病気やケガした時に治療費や薬が必要になります。また事前に診察してくれる病院を

飼育上の主な注意点

ハムスターと同じでペット初心者に人気の小鳥ですが、飼育する上での注意点を紹介します。特に室内で籠から出す時には窓は必ず閉めるなど注意が必要です。

  • 孤独にさせない: 社会性のある動物なので、毎日時間を決めてかごから出して遊ばせる(放鳥)など、積極的なコミュニケーションが必要です。
  • 放鳥時の安全対策: 窓やドアを閉め、コード類や有害な観葉植物を片付けるなど、部屋の安全対策は徹底する必要があります。
  • 発情期の対応: 発情しすぎると病気や産卵による体調不良につながることがあるため、食事管理などでコントロールする必要があります。

 

第3位:うさぎ(ネザーランドドワーフ、ホーランドロップなど)

 人気の理由

うさぎといっても大型・小型のうさぎがいます。どこのペットショップにいってもうさぎはいますが、種類や血統、購入先によって値段は大きく異なり、1万円~7、8万円くらいするといわれています。

  1. 鳴き声がほぼない: ほとんど鳴くことがないため、静かな環境を求める方や、近隣への配慮を重視する方に非常に人気があります。
  2. 愛らしい外見と仕草: 穏やかな表情、ふわふわの毛並み、そして嬉しいときにジャンプする「Binky(ビンキー)」と呼ばれる仕草が愛嬌たっぷりです。
  3. 比較的臭いが少ない: きちんとトイレのしつけができれば、犬猫に比べて体臭はほとんど気になりません。
  4. 散歩の必要がない: 室内での「部屋んぽ」で運動が足りるため、天候に左右されずに飼育できます。

飼育費用の目安

うさぎの飼育にはどれくらいの費用がかかるのでしょうか。

  • 初期費用 (本体・ケージ・トイレ・牧草フィーダーなど): 20,000円〜60,000円程度
  • 月々の費用 (牧草・ペレット・トイレ砂など): 3,000円〜5,000円程度

ハムスターや小鳥と同じで病気のさいに診察してくれる病院は必ず事前に調べておいてください。

飼育上の主な注意点

うさぎは非常に人なれしている動物で、ペット初心者でも飼いやすいですが、いつ体調を崩したりするかわかりませんので、日ごろから観察しておくことが大切です。

  • 食事(牧草)の重要性: うさぎの健康は牧草にかかっています。歯の病気や消化器系の病気を防ぐため、チモシーなどの牧草を常に切らさず与えることが必須です。
  • デリケートな体調: ストレスや環境の変化に弱く、特に消化器系(胃腸)が非常にデリケートです。少しでも食欲が落ちたらすぐに動物病院へ連れていく必要があります。
  • かじり防止対策: 好奇心から電気コードや家具などをかじってしまう習性があるため、部屋んぽの際は徹底した対策が必要です。
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