1.京都市中京区四条通(烏丸駅-京都河原町駅)を街歩き
京都市下京区を通る四条通を烏丸駅から京都河原町駅を歩いて撮影しました。

四条通のメインストリートであるから烏丸駅から京都河原町駅にかけての区間は、京都随一の繁華街・ビジネス街であり、伝統とモダンが交差する非常にエネルギーのあるエリアです。約1キロメートルにわたるこの直線道路沿いと周辺には、それぞれ異なる特徴を持つスポットが密集しています。
四条通のこの区間は、歩行者が非常に歩きやすいように歩道が広く拡張されているのが特徴です。通り沿いにはアーケード(からすま・かわらまちの軒下)が続き、雨の日でも濡れずに買い物を楽しむことができます。西側(四条烏丸周辺)は金融機関やオフィスビルが立ち並ぶ京都最大のビジネス街としての顔が強く、大人の落ち着いた雰囲気があります。東側(四条河原町周辺)は百貨店や最先端の商業施設、ファッションビルが密集し、若者や観光客で終日賑わう一大ショッピングゾーンです。
四条通から一筋北に入ると、京都の食文化や歴史ある街並みを体感できるエリアが広がります。錦市場は四条通の北側を並行して走る錦小路通にあり、「京都の台所」として知られる狭いアーケード街です。老舗の鮮魚店、惣菜店、和菓子店などがひしめき合い、食べ歩きや散策に最適です。
烏丸・大宮寄りの路地には古い木造町家をリノベーションしたお洒落なカフェ、隠れ家風の居酒屋、ビストロなどが点在しており、 streetscape を観察しながらの散策が楽しいエリアです。
四条通の南側は、大型の商業ビルが面している一方で、少し奥に入ると落ち着いた住宅や新旧のショップが混在するエリアになります。
この烏丸駅から京都河原町駅にかけての四条通は、日本三大祭りの一つである祇園祭の「山鉾巡行(やまほこじゅんこう)」のメインルートでもあります。
7月になると、この大通り沿いや周辺の町内に巨大な山鉾が建てられ、コンチキチンというお囃子が響き渡ります。普段は近代的なビル街である四条烏丸周辺が、一気に数百年前にタイムスリップしたかのような熱気に包まれる、歴史的にも非常に重要なストリートです。
オフィス街としての機能、洗練されたショッピング、そして一歩路地に入れば錦市場や古い町家が残る、歩けば歩くほど新しい発見がある魅力的なエリアです。
◆四条通(烏丸駅-京都河原町駅)の街歩き動画
2.京都市下京区五条通(五条駅~清水五条駅)の街歩き動画
京都市下京区五条通を五条駅から清水五条駅まで歩いて撮影しました。

五条通自体は非常に道幅が広く、片側3〜4車線におよぶ大通りです。そのため、通り沿いは視界が大きく開けており、近代的なオフィスビル、中高層のマンション、ビジネスホテルなどが整然と立ち並んでいます。京都の典型的な「碁盤の目」の細い路地とは異なり、開放的で都会的な景観が特徴です。しかし、この大通りから一歩南や北の路地(万寿寺通、松原通、新町通など)に足を踏み入れると、一気に京都らしい風情ある景色へと変化します。古い職人街の面影を残す京町家や、昔ながらの住宅、小さな商店が密集しており、表通りの喧騒とは対照的な、静かで落ち着いた生活感が広がっています。
清水五条駅のすぐ目の前には、牛若丸と弁慶の出会いの地として有名な「五条大橋」が架かっています。ここから眺める鴨川の景色は非常に美しく、四季折々の京都の自然を感じることができます。夏の時期には、少し北に歩くと鴨川沿いに並ぶ「納涼床」の風景も見られます。この区間の北側(松原通方面)は、かつての清水寺への参道(旧五条通)にあたり、今でも古い寺院や神社が点在しています。また、伝統的な扇子や和菓子、漆器などを扱う老舗が路地裏に今も暖簾を掲げており、京都の職人文化を肌で感じることができます。
五条通から少し南に下がったエリア(高瀬川周辺)は、かつて「五条楽園」と呼ばれたお茶屋街があった場所です。現在では、その大正・昭和初期の上質な木造建築(元お茶屋の建物など)をリノベーションした、おしゃれなカフェやゲストハウス、コワーキングスペースが次々と誕生しており、若い世代や外国人観光客に人気のレトロモダンなスポットへと変貌を遂げています。
五条駅周辺は京都駅からも1駅と近く、ビジネス街の烏丸からも徒歩圏内です。清水五条駅側へ向かうにつれて、東山の観光エリア(清水寺、祇園、三十三間堂など)へのアクセスが良くなるため、観光の拠点としても非常に利便性が高いエリアです。大通り沿いには、旅行者向けの個性的なデザインホテルやコーヒースタンドも増えています。
◆五条通(五条駅~清水五条駅)の街歩き動画
3.京都市中京区寺町通(御池通~丸太町通)の街歩き動画
京都市中京区を通る寺町通を御池通から丸太町通まで歩いて撮影しました。

寺町通の御池通から丸太町通までの区間は、四条通や三条通周辺の賑やかなアーケード街とは異なり、「落ち着いた歴史の薫りと、洗練された老舗・カルチャーが同居する大人の散歩道」という趣の強い、非常に魅力的な街並みです。
御池通を北に渡るとそれまでのアーケードがなくなり、空が広く感じられる落ち着いた通りへと変化します。道幅は比較的細く、一方通行の静かな通りです。古美術店、古書店、伝統工芸品を扱う老舗がずらりと並び、京都らしい「本物」が集まる街並みを形成しています。その一方で、昭和初期のレトロな洋風近代建築や、センスの良いセレクトショップ、ギャラリーなどが点在し、古いものと新しいものが心地よく調和しています。北端の丸太町通に近づくにつれ、左手に京都御苑の広大な緑が見えてきます。通りの空気自体が少しずつ静謐で澄んだものへと変わっていくグラデーションが楽しめます。
この区間には京都の文化を支える老舗・専門店も多く二条通を上がったところにある「一保堂茶舗 京都本店」は、創業300年を超える日本茶の老舗です。重厚な木造の店構えが通りの中でもひときわ目を引きます。上質な抹茶やほうじ茶の購入はもちろん、併設の喫茶室(嘉木)で丁寧にいれられたお茶を味わうことができます。
特に二条通から丸太町通にかけての区間は「寺町美術通り」とも呼ばれるほど、書画や骨董、古美術を扱う店が点在しています。ウィンドウ越しに美しい工芸品や古い掛け軸を眺めるだけでも、さながら路上美術館を歩いているような贅沢な気分に浸れます。香の老舗や、和紙・和文具を扱う専門店なども点在しており、京都の暮らしに根付いた文化的な手仕事に触れることができます。
◆寺町通(御池通~丸太町通)の街歩き動画
4.京都市下京区烏丸通(五条駅-京都駅)の街歩き動画
京都市中京区・下京区烏丸通を五条駅から京都駅周辺を歩いて撮影しました。

五条通との交差点(烏丸五条)は非常に広大で、近代的なオフィスビルやホテルが目立ちます。しかし、南へ歩き進めるにつれて、通りの右側(西側)を中心に一気に歴史的な景観へと視界が変わっていくのがこの区間の最大の魅力です。
通り沿いには高層ホテルやマンション、オフィスビルが並ぶ一方で、仏具店や歴史ある町家、古くからの商店が今も点在しています。一歩路地(下珠数屋町通や上珠数屋町通など)を覗くと、伝統的な京都の町家格子や、落ち着いた生活感が残る「静けさ」を感じることができます。
五条から南へ歩き始めてしばらくすると、西側に広大な敷地と圧倒的な存在感を持つ木造建築群が現れます。これがこの区間のシンボルである東本願寺です。
東本願寺の周辺(特に正面通や数珠屋町通の周辺)の烏丸通沿いには、伝統的な佇まいの仏具店や数珠店が軒を連ねています。重厚な木造の看板や、ショーウィンドウに並ぶ洗練された職人技の仏具は、この街が古くから「お東さん(東本願寺)」の門前町として栄えてきた歴史を色濃く伝えています。
七条通(烏丸七条)に近づくにつれて、徐々に京都駅前の賑やかさが風景に加わってきます。レトロな近代建築の面影を残すビルや、古くからの旅館がリニューアルしたお洒落なホテル、カフェが混在し、急に観光地・玄関口としての活気が増します。
七条を越えると、正面に白く美しい「京都タワー」が完全な姿で現れます。和の歴史的景観(東本願寺)のすぐ南側に、昭和モダンな近未来的ランドマークがそびえ立つこの対比こそが、京都の都市計画の面白さと言えます。

